Summit Ripple
Landscape Archive
景観アーカイブ
北海道の自然景観を記録し、未来へと伝える。失われゆく自然美を言葉と映像で永久保存するプロジェクト。
消えゆく美しさを
言葉に刻む
気候変動、観光開発、そして時間の流れ—— 北海道の自然景観は、かつてと同じ姿をとどめていない。 グレーシャーは後退し、湿原は縮小し、在来植物は外来種に脅かされている。 私たちの景観アーカイブは、そうした変化の証人となることを使命としている。
2019年の創業から、サミットリップルは北海道全域の自然景観を 定点観測・記録し続けてきた。写真、映像、文章、GPS座標—— あらゆる手段でその瞬間を捕捉し、デジタルアーカイブとして保存している。
このプロジェクトは単なる記録にとどまらない。 研究者、環境保護団体、行政機関と連携し、 データを政策立案や保護活動に活用することも目的としている。 美しさの記録は、未来への責任でもある。
景観記録 — 北海道
氷河期の遺産
北海道最高峰の東側斜面に広がる高山植物群落。7月下旬から8月上旬にかけてエゾコザクラ、チングルマが一斉に開花し、まるで絵画のような光景を作り出す。近年の温暖化により開花時期が2週間以上早まっていることが記録されている。
湯の滝が海に注ぐ
温泉成分を含んだ川が直接海に流れ込む世界的に珍しい地形。透明度の高いオホーツク海と滝の白い飛沫、そして背景の原始林が重なり合う景観は、地球の始まりを想起させる。世界自然遺産区域内の保護された景観記録。
霧の森の迷宮
阿寒湖畔に広がるミズナラ、ダケカンバ、トドマツの混交林。秋の早朝、湖から立ち上る霧が林内に流れ込む時間帯が最も神秘的だ。マリモで有名なこの湖周辺は、アイヌ民族の聖地でもあり、自然と文化が交差する特別な場所。
大平原への出発点
大雪山の南麓から始まり十勝平野を流れる十勝川の最上流部。溶岩が作り出した奇岩の間を縫うように流れる清流は、透明度が極めて高く、川底の石ひとつひとつが肉眼で確認できる。ヤマメ、イワナの絶好の生息環境。
北の富士の頂
「蝦夷富士」の名で親しまれる羊蹄山の山頂火口。直径700m、深さ200mの巨大な火口を取り巻く稜線からは、晴れた日には洞爺湖、支笏湖、そして遠くニセコ山系まで見渡せる。早朝には雲海の上に浮かぶ孤島のような景観が広がる。
エメラルドの絶壁
「積丹ブルー」と呼ばれる鮮やかな青緑色の海が有名な積丹半島。特に神威岬から見下ろす水面は、深さによって色が変化し、まるで液体の宝石のようだ。この色は海水の透明度と海底の白砂が組み合わさって生まれる自然の芸術。
自然を記録することは
自然を守ることだ
私たちは美しさを消費するのではなく、護る立場にある。 景観アーカイブは単なる記録プロジェクトではなく、 環境への深いコミットメントの表れだ。 記録を通じて変化を可視化し、 声を上げ、行動を促す。 それがサミットリップルの自然への誓いである。
2023年より全事業活動のカーボンニュートラルを達成。フィールドワークで使用する交通手段も電気自動車・公共交通機関に切り替え。残余排出量は北海道の森林保護プロジェクトへのオフセットで対応。
「Leave No Trace(痕跡を残さない)」の7原則を全スタッフ・パートナーに徹底教育。記録活動が自然に与えるインパクトを最小化し、訪れた場所は来る前より美しい状態で去ることを誓約している。
売上の5%を北海道の自然保護団体と研究機関への寄付に充てる。知床財団、日本野鳥の会北海道支部、北大雪山保護基金などと連携し、具体的な保護活動を支援している。